ふわふわといったりきたり

60代無職おひとりさま女性のひとりごと

なぜ消える

下書きを保存したはずなのに消えている……
これは初心者にありがちなことなのかしら。
そうではなくて私の操作ミスか思い込みか何かなんでしょう。
すでに数回やっているので、うかつなんて言葉ではすませられない。
あると思っていたものが無いとちょっとがっかりします。
そこでがっかりしたまま、他のことをしていると眠くなったので寝てしまい、
結局ほったらかしになってしまうのでした。
パソコン画面を睨みつけていても書いたことが思い出せない。
情けないなあ。


今ふと思い出したのはゆうべ書いていたことではなく、はるか学生時代の試験のこと。
その試験では記述問題について何をどう書けばいいのかあらかじめ示されていました。
単位がとれない学生のための救済措置ともいうべきものです。
なにしろ4年生なのでこの科目を落とすと卒業できない人もいます。
どうして4年になるまでに取っておかないのかなんて言ってる場合ではない。
とにかくぎりぎりでいいから試験に受からないといけないのです。
私は幸いこの科目はとれていたのですが、時間が空いていたのでその授業を受けておりました。
すでに取れているとはいえ試験はそれこそぎりぎりでいいから通るようにしなければなりません。
記述問題はどう書くか。
その時読んでいた本の一説を冒頭に引用して記述を展開していくことにしました。
ネタにするために読んでいた本ではないのですが、うまく当てはまるような気がしたのです。
そして試験当日、書いていると先生が突然「はい、そこまで」と試験終了を宣言されたのです。そして「全員追試」となりました。
あまりにも記述が進んでいない学生が多いので、もう一度チャンスを与えようということでした。素晴らしき救済措置。問題は同じですからね。
しかし私は不満でした。なぜか同じ文章を書くのでは芸が無いと思ったのです。
今日書いたものよりもっとうまく展開ができるようなネタを探さなくては!
けれど一週間では見つかりませんでした。
前回と同じものは書かず、必要と思われるものをざっと書いて提出しました。
私はこの追試で受かりましたが、受からない人達はさらに何回か追試の追試を受けて最終的には全員単位はとれました。
救済措置とはいえ、ここまでサボっていた学生を一回や二回の追試で通すほど先生も甘くなかったということです。
試験後に先生に私の書いた答案は最初のものの方がよかったのではと尋ねました。
先生は最初の方がよかったとおっしゃったので、ああやっぱりそうだなと落ち込みました。
済んだことなのに確認を取ってしまう私の性格はかなり執念深いというかしつこいというか、よっぽど悔しかったのでしょうね。
すでに単位のとれている科目なのにどうしてそこまでこだわっていたのか。
その気力をもっと他のものにふりむけておくべきでしたね。
もっと勉強しておけばよかった。
あの頃は勉強さえしていればよかったのですから、それをちゃんと分かっていなかったのはもったいないことです。


ここまで書いてもやはり何も思い出せないままです。
今日はもうあきらめましょう。